▼思考の固定化:司馬遼太郎曰く「文章語にして語れ」
読み書くというのは、人間の基本的なスキルです。身につけていなくては社会活動に支障が出てくるものと言って間違いありません。人と人とのコミュニケーションのツールとして、言葉が不可欠なものです。なかでも、文章にすることには特別な意味があります。
文章にするということは、思考を固定化することです。書いたものは、時間がたっても変わりません。何度も同じものが読めます。大勢の人に、読んでもらうことも可能です。記述したときの、その人の思考が表に出されて、それが固定化されることになります。
このとき大切なのは、内容とその記述の形式です。記述されているからこそ、私たちは、その内容や形式を検証することができます。「文章語にして語れ」と作家の司馬遼太郎はかつて記していました。まさに、記述すること、文章語にすることが大切です。
