1 はじめに
2日間・総計約2時間で、HPに機能を追加して、動作確認をしていきます。
まず1日目にすることは、HPのスタイルを決めることと、便利な機能を付け加えることです。
WordPressでは「テーマ」という名称のスタイル(テンプレート)がたくさん用意されています。好みの「テーマ」を選んで、HPの全体のイメージを決めましょう。
次に、アクセス数の記録が見られるように設定します。お問い合わせ対応の設定も必要です。さらにスマフォ対応、日本語⇔英語の表示変更の設定もしておきましょう。
2日目も、必要な機能の設定です。
最新の投稿をトップページに表示し、全ページにカテゴリー別の表示ができるようにします。HP内のキーワード検索もできるようにしましょう。
検索されやすくするためにSEO対策が必要になります。また安全に通信するためには、個人情報の暗号化(SSL通信化)の設定も必要です。
2 【1日目】で行うこと
テーマの決定と基本的なプラグイン
◆2-1:「テーマ」決定
◆2-2: アクセス解析の設定
◆2-3: 問い合わせフォームの設定
◆2-4: モバイル表示対応の設定
◆2-5: 日本語⇔英語の表示変更の設定
これら5項目が必要です。以下、説明していきます。
◆2-1 「テーマ」決定
【1】テーマ検索
(1) 「外観」から「テーマの新規追加」を選択
*「テーマ」について、ネットに情報があります。代表的なものを試してみてください。たとえば「Cocoon(コクーン)」というテーマは評価が高いようです。
(2) テーマ一覧の画像の真ん中の「詳細&プレビュー」を見る
*「Twenty」で検索して「Twenty Seventeen」で説明します。

【2】テーマ決定
(1) テーマの「インストールボタン」を押す

(2) 「有効化ボタン」を押す

【3】動作確認
(1) ブラウザに自分が作成したHPのURLを入力

(2) 設定したテーマになっていることを確認
(3) メニューの会社情報、ブログ、お問い合わせを押して正しく動作することを確認

◆2-2 アクセス解析の設定
【1】プラグインのインストール
(1) プラグインの新規追加を押して、検索キーワードに「WP Statistics」と入力すると自動検索されるので、「今すぐインストールボタン」を押す

(2) 「有効化ボタン」を押すとプラグイン一覧に「WP Statistics」が表示

【2】動作検証
(1) 自分が作成したホームページにアクセス

(2) 管理画面の統計情報を押して120秒後にオンライン件数が1件あることを確認
* 初期設定で120秒ごとにチェックがなされています。

◆2-3 問い合わせフォームの設定
【1】プラグインのインストール・お問合せ画面の作成・メニューへの登録
(1) プラグインの新規追加を押して、検索キーワードに「Contact Form 7」と入力すると自動検索されるので、「今すぐインストールボタン」を押す

(2) 「有効化ボタン」を押すとプラグイン一覧に「Contact Form 7」が表示

(3) 管理画面の「お問い合わせ」を押してコンタクトフォーム1のショートコードをメモしておく(

(4) 固定ページのお問合せ画面を変更

(5) ブロックを選択「1行目」:会社概要の電話番号までご連絡ください。⇒【お問い合わせはこちらになります。】と変更

(6) +ボタンを押して「すべての表示ボタン」を押して、ショートコードを選択して上記(3)でメモした

【2】動作確認
(1) 自分が作成したホームページにアクセス

(2) 「お問い合わせボタン」を押してテスト(文字入力して送付してみる)

(3) 初期設定で登録したメールアドレスに自動送信されていることを確認
*メールアドレスは「WordPressによるホームページ作成」 – 操作マニュアル – ■3 「LOLIPOP」の設定 – [2] 【STEP2】「LOLIPOP」の登録 で設定した内容
◆2-4 スマフォ対応:モバイル表示の設定
【1】プラグインのインストール
(1) プラグインの新規追加を押して、検索キーワードに「WPtouch」と入力すると自動検索されるので、「今すぐインストールボタン」を押す

(2) 「有効化ボタン」を押すとプラグイン一覧に「WPtouch Mobile Plugin」が表示

【2】動作確認
(1) 作成したHPにスマフォからアクセス

(2) 画面の一番下の「Desktop」を押したらPC用、「Mobile」を押したらスマフォ用に変更されることを確認
◆2-5 日本語⇔英語での表示変更の設定
【1】プラグインのインストール
(1) プラグインの新規追加を押して、検索キーワードに「Google Language Translator」と入力すると自動検索されるので、「今すぐインストールボタン」を押す

(2) 「有効化ボタン」を押すとプラグイン一覧に「Google Language Translator」が表示

(3) 「settings」で、【Choose the original language of your website】を「Japanese」に変更、【What languages will be active?】 の「English」と「Japanese」にチェック、【Custom text for the floating widgetのTanslate】を「英語変換」に変更し、「変更を保存」ボタンを押す


【2】動作確認
(1) 自分が作成したホームページにアクセス

(2) 左下にある【英語変換 ≫】を押して、米国国旗を押したら英語、日本国旗を押したら日本語に変更されることを確認

以上で、1日目に行うことは終わりです。
3 【2日目】で行うこと
定期的に発信したい情報の見せ方と検索の設定
◆3-1 投稿に10件、カテゴリーに3件登録
◆3-2 フロントページに最新ニュースを表示
◆3-3 ブログページにカテゴリー別投稿件数を表示
◆3-4 全ページのフッターにキーワード検索機能を追加
◆3-5 検索されやすくするためのSEO対策
◆3-6 各種データの暗号化(SSL通信化)
◆3-7 サイトの動作確認
これら7項目が必要です。以下、説明していきます。
◆3-1 投稿に10件、カテゴリーに3件を登録
【1】「投稿」のカテゴリーで新規カテゴリーを3件登録
(1) 「投稿」のカテゴリーで、新規カテゴリーを追加に3件登録する
(内容は任意:あとで内容の変更は可能)

(2) 「WordPressによるホームページ作成」の操作マニュアル – ■4「WordPress」の作成 – [4] 【STEP4】投稿(ブログ)の登録 を確認して、カテゴリーを新規登録する
【2】「投稿」の新規追加で10件の投稿を登録
(1) 「投稿」の新規追加で、10件の投稿を登録する
(内容は任意でカテゴリーを1つ以上選択:あとで内容の変更は可能)

(2) 「WordPressによるホームページ作成」の操作マニュアル – ■4「WordPress」の作成 – [4] 【STEP4】投稿(ブログ)の登録 を確認して、投稿を新規登録する
◆3-2 フロントページに最新ニュースを表示
【1】プラグインのインストール
(1) プラグインの新規追加を押して、検索キーワードに「What’s New Generator」と入力すると自動検索されるので、「今すぐインストールボタン」を押す
(検索結果は後ろのほうに表示される)

(2) 「有効化ボタン」を押すとプラグイン一覧に「What’s New Generator」が表示

(3) 固定ページのホームページ(フロントページ)を変更

(4) +ボタンを押して「すべての表示ボタン」を押して、ショートコードを選択して
【 What's New 】

【2】 動作確認
(1) 自分が作成したホームページにアクセス

(2) フロントページに新着情報が表示されていることを確認

◆3-3 ブログページにカテゴリー別投稿件数を表示
【1】 プラグインのインストールとサイドバーへの登録
(1) プラグインの新規追加を押して、検索キーワードに「WP Categories Widget」と入力すると自動検索されるので、「今すぐインストールボタン」を押す
(検索結果は後ろのほうに表示される)

(2) 「有効化ボタン」を押すとプラグイン一覧に「WP Categories Widget」が表示

(3) 「外観」の「ウイジェット」-「サイドバー」で、「+」を押して「すべて表示」を押したら、「WP Categories Widget」を選択

(4) タイトルを「WP Categories」から「カテゴリー件数」に変更、未分類のカテゴリーのチェックを外して「更新ボタン」を押す

【2】 動作確認
(1) 自分が作成したホームページにアクセス

(2) ブログページのサイドバーにカテゴリー件数が表示されていることを確認

(3) サイドバーのカテゴリーを選択したら、該当するカテゴリーの投稿のみ表示されていることを確認

◆3-4 全ページのフッターにキーワード検索機能を追加
【1】「フッター」に「検索ブロック」を追加
(1) 「外観」の「ウイジェット」-「フッター1」の「+ボタン」を押して、「すべて表示」を押して「検索」を選択する

(2) フッター1に検索ボックス(任意のプレースホルダー+検索ボタン)が表示されたら、「更新ボタン」を押す

【2】 動作確認
(1) 自分が作成したホームページにアクセス

(2) フッターに検索ボックスとボタンが表示されていることを確認

(3) 検索ボックスに投稿で入力した文字の一部を入力して検索ボタンを押して、検索結果に表示されることを確認(以下の例では「マネジメント」で検索した結果を表示)

◆3-5 検索されやすくするためのSEO対策
【1】 プラグインのインストールと設定
(1) プラグインの新規追加を押して、検索キーワードに「Yoast SEO」と入力すると自動検索されるので、「今すぐインストールボタン」を押す

(2) 「有効化ボタン」を押すとプラグイン一覧に「Yoast SEO」が表示

(3) 「初回設定の開始!ボタン」を押す

(4) SEOデータの最適化では「SEOデータの最適化を開始ボタン」を押して「次へボタン」を押す

(5) サイトの表現では「個人」を選択、「名前」を選択して「保存して次へボタン」を押す

(6) ソーシャルプロフィールでは「保存して次へボタン」を押す

(7) 好みの設定では「保存して次へボタン」を押す

(8)「Or go to youur SEO dashboard」を押す

【2】 動作検証
「Yoast SEO」を選択して問題点(0)が表示されていることを確認

◆3-6 各種データの暗号化(SSL通信化)
【1】 WordPressの設定
(1) 「設定」の「一般のWordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」の「http://」を「https://」に変更

(2) 「変更を保存ボタン」を押す
【2】 動作確認
(1) 自分が作成したホームページのURLにhttps://~にアクセス

(2) 正常に表示されて、URLに鍵マーク(SSL通信)が表示されていれば問題ありません

◆3-7 サイトの動作確認
確認項目は以下の10項目です。
[1]「テーマ」決定
[2] アクセス解析の設定
[3] 問い合わせフォームの設定
[4] スマフォ対応:モバイル表示の設定
[5] 日本語⇔英語の表示変更の設定
[6] フロントページに最新ニュースを表示
[7] ブログページにカテゴリー別投稿件数を表示
[8] 全ページのフッターにキーワード検索機能を追加
[9] 検索されやすくするためのSEO対策
[10]各種データの暗号化(SSL通信化)
4 まとめ
[1] ウェブサイトの見た目は「テーマ」で決まります。
[2] 「プラグイン」の上手な利用で使いやすくなります。上記では、主なプラグインを紹介しました。
[3] 発信情報によって登録場所を変えましょう。
(1) 定期的に情報発信する場合は「投稿」に登録。
(2) 会社紹介やプライバシー情報、案内は「固定ページ」に登録。
5 今後の対応
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WordPressの情報はインターネットにたくさんの情報があります。気になることがあったら、調べてみると役に立つ記事が見つかるはずです。
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