■パソコンの最適接続法を知っていましたか? ノートパソコンの「デスクトップ化」

 

1 専門家にとっては当然でも、リーダーは知らない話

専門家なら当然知っていることでも、専門外の人にとっては
全く聞いたことがなかった…ということがあります。

パソコンについて、あまりにも基礎的な話を専門家からお聞きしました。
新しくパソコンを購入するところから、本当に一番の基礎から
この機会に教えてほしいとお願いしたのです。

専門家のほうは、はじめは簡単な話のつもりだったようですが、
しかし「ちょっと待って、やってみるから」ということになりました。

ビジネスリーダーにとって、はじめて聞く話かもしれないなあ…と思いましたので、
ご紹介いたします。

    

2 パソコンの「最適接続法」!

まずはパソコンの選択からお聞きしました。
ノートPCを購入するように …ということです。

「何で、デスクPCではないのですか?」…とお聞きすると、
それだけで、「ええ! …何でそんな当たり前のことを」といった感じの反応でした。

さすがに私も「ノートだろうなあ」と思いながら、あえて確認したのです。
「ノートパソコンではディスプレーが小さすぎるし、
持ち運びをしないPCのほうが壊れなくてよいのではないですか…?」

専門家の答えは、「ああ…ノートPCにディスプレーを接続するのですよ、
デスクトップのパソコンよりも、この方が便利ですからね」とのことでした。

専門家が言うことを、一言で表すと、
「パソコンの最適接続法」…ということになります。

専門家が採用している接続法です。専門家にとっては当たり前。
当たり前すぎて、あえて言うまでもないことでした。

しかし専門家でない人間にとっては、「おお、すごい!」…となるかもしれません。
以下、順を追ってご説明します。

     

3 パソコンは1台で十分

まず、ノートパソコンを購入するようにということ。
これは承知しました。

しかし、ここから驚きの展開です。
「サブの機種も必要になりますよね…?」と聞いたのですが、
「いらないですよ!」と言うのです。

「データをバックアップしておけば、1台で大丈夫です」…と。
しかし壊れたら、1週間くらいパソコンなしになりませんかと
こちらは心配になって聞いてみました。

「良いパソコンを選ぶことが大切なのですよ」ということでした。
それはわかります。しかしそれでもいつかは壊れるでしょう。

ところが専門家の発想は違いました。確率の話です。
いきなりパソコンというのは壊れないのですよ…ということでした。
当然、専門家ですから2台どころか、3台、4台とパソコンをお持ちです。

会社のパソコンをお持ちですが、プライベートで使うパソコンは別のものです。
そのほかに試しに使ってみたくなったパソコンというのもあるようでした。

そんなことで、ずいぶん前から、何台もパソコンを購入して使っています。
こういう専門家が、「いきなり壊れるパソコンはまずないですよ」…と言うのです。
突然壊れる確率は極めて低いとのことでした。

では壊れる前に、どんな現象が起こるのでしょうか。
代表的なのが、以下の4つだそうです。

(1) 電源が入らなくなる。これが2回続いたら、リスクがある。
(2) 電源を入れたらブルースクリーンになったら、これはほぼアウト。
(3) 液晶の画面が崩れるように映ったら、これもほぼアウト。
(4) 作業をしているときに固まるようになったら、リスクがある。

(1)と(2)は、電源に異常が起きている場合。
(3)はグラフィックボードの劣化。
(4)はSSDのトラブル。

だいたいこんな感じで、壊れる前に何らかのおかしな現象が起こるそうです。
こういう現象が起きたら、購入すればよいということでした。
1台をきちんと使う…という堅実なお話です。

     

4 購入するパソコンに必要なスペック

コストを考えないのなら、新製品のレッツノートがよいとのことでした。
しかし20万円くらいします。高級です。
専門家でも、自分用に購入するのは新品のレッツノートばかりではありません。

デジタル再入門というテーマで話す相手に、
新品のレッツノートを買うべきだとは言いにくいというのです。

ビジネスリーダーが使うことを前提としていますから、
専門的に動画を作るとか、ゲームをするとか、そんな話ではありません。

Officeを使ったり、あとはWEB会議ができたり、その程度の使い方です。
それよりも情報発信をすることを考えましょう。

そうなると、それほどハイスペックでなくてもよいはずです。
だったらお買い得なパソコンがありますね…。

Officeとか、WEB会議とか、その程度の使い方を前提とした場合、
必要なスペックは以下で十分と、専門家から指示されました。

①メモリ 8G以上
②ストレージ SSDの256G以上
③CPU コアi3以上
④ディスプレー 12インチ以上

これくらいのスペックのものなら、10万円以下で購入できるはずです。
わたしたちが前提とする使い方であっても、さすがにメモリが4Gだと不足します。
しかし8Gと16Gの差はまず感じない…とのこと。

CPUもコアi3以上なら、普通の操作で差を感じることはないそうです。
ストレージも256Gあれば足ります。
ハイスペックは必要ないのですよ…と。

     

5 中古のレッツノートを選択

ビジネスで使う分には、ハイスペックは不要だということでした。
なぜなのでしょうか。理由を確認してみると、簡単なことでした。
「OSの状況が変わってきましたからね」…と。

(1) Windows10から11というように、OSのバージョンアップが無償になったこと、
(2) OS更新の際に、特別なハイスペックが要求されなくなったこと、
だから現状から乖離したスペックはいらないですよ…というのです。

メーカーはどこがよいでしょうか?
HPは悪くないですね。富士通、NECも問題ないでしょう。
だいたい5年は持ちます…と。

「ただ…」と専門家は言うのです。
「経験から言って、レッツノートは持ちが違うのですよ」…と。
会社からレッツノートを使うように言われて、その良さを知っているようでした。

「レッツノートは、経験則から言って8年は使えます」…と専門家は言います。
「リスクがないわけじゃないですが、中古のレッツノートでも
3年は使えるはずです」…ということでした。

CPUやメモリは、まず壊れないとのこと。SSDは新品のはずです。
Officeのついた中古のレッツノートで、
上記のスペックの条件をクリアしたものなら購入対象になります…とのこと。

専門家は、ちょうど自分用のノートPCが古くなったから買い替えますよと
中古のレッツノートを購入しました。こちらも右へ倣え…です。

当然、リスクはあるでしょう。しかし保証期間が半年以上の長いものなら、
そんなにひどい製品ではないはずです。
こんなことで、私たちは3万円台の中古レッツノートを購入したのでした。

     

6 パソコンの接続:ノートPCのデスクトップ化

ノートパソコンをデスクで使うときに、ディスプレーが必要です。
マウスとキーボードも必要になります。
さらにバックアップ用に外付けのHDDと、SDカードが必要になります。

どんなものを買ったらよいのか、確認したところ、
マウス・キーボードは好みがあるので、店頭で確認したほうがよい、
手持ちのものがあるなら、ひとまずそれでも良いとのこと。

ディスプレーやバックアップ用のHDDとSDカードについて、
必要なスペックは、以下の通りです。

①ディスプレーは27インチがおすすめ
②HDDは1T以上
③SDカードは256G

私たちの場合、ノートPCのSSDが256Gなので、
そのままSDカードにコピーすればよいことになります。
HDDとSDカードで、二重のバックアップをするということです。

バックアップについては、またあらためてご説明いたします。
バックアップの前提となるファイルのディレクトリ(フォルダ)の構成についても、
専門家にお聞きしています。

ここから先、接続が大変なことになると思ったのは間違いでした。
コードを接続するだけですから簡単なものです。
大変だったのは27インチのディスプレーを設置する場所を確保することでした。

専門家が教えてくれた「パソコンの最適接続法」は、
あっけないほど簡単でした。

写真つきで説明していますので、こちらをご覧ください。

ノートパソコンにマウスとキーボートを接続して、
27インチのディスプレーを接続し、
ノートパソコンの画面と27インチの画面を使い分けるということでした。

単に大きな画面があるだけでなくて、2つの画面を使い分けることができるのです。
ノートパソコンですから、接続を外して、別の部屋に持ち出すこともできます。
当然、外に持っていくことも可能です。

     

7 デジタル化再入門:いずれ情報発信したい!

専門家からすると、これが一番良くて、とても簡単。
特別どうこう言う気にもならなかったようです。
こういうミスマッチがありますね。

一般のビジネスリーダーに、
「パソコンの最適接続法を知っていますか?」…と聞いてみたら、
ほとんどの人が知りませんでした。

あっけないほど簡単ですし、便利です。
私自身が知らないことでしたので、何人かに概略をお話ししました。
リーダーたちが「やりたい!」と言うのです。

私にもできました。特別なことではありません。
レッツノートの中古があまりに快適で、専門家自身が驚いています。

お互いの専門分野を解説する勉強会での雑談から、
当たり前すぎることからスタートする方がいいだろう…ということになりました。
デジタル化再入門ということです。

基礎からの再入門ですから、ご存じの方は、何をいまさら…でしょう。
しかし知らない人にとっては、何で教えてくれなかったの…ということになります。

何人かにお声をかけてみたところ、
いずれ自分でHPを構築して、そこで情報発信したい…という
ご希望も寄せられました。

とても無理だと思っていたものが、専門家にかかると可能になります。
痛快な経験になるはずです。
こうした経験を、少しずつご紹介していきたいと思います。

     

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